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大学事情2013年06月01日 21:04

5月の末はあちこちの大学の卒業式が行われます。

アメリカの大学に通うには日本の大学の数倍の額の学費がかかります。
だいたい日本の理系私立の4年分がこちらの私立の大学の1年間の学費と同じくらいです。
こちらに来るまでアメリカの学費がこんなに高いとは認識がありませんでした。
というのも、学費は学生自身が出すというイメージがあって、ということは安いのではないかと思っていたからです。

こちらではお金持ちであっても学費は自分で出させるという教育方針をとっている家庭も少なくありません。
これは自身が奨学金をもらったり、学生ローンを組んだり(こちらが主流)あるいは在学中に1~2年間休んで学費のために働いたりといろいろと苦労があるようです。

中には子どもが生まれた時点で教育資金を溜め始める人もあるということですが、何人も子どもがいたらむずかしいと思います。

私の知人のお嬢さんは学費はお父さんが出してくれるからよいけれど、その他の費用は自分で出していると言っていました。
これが結構かかるようで、教科書なども1冊$200とかはざらのようで、途中で留年してお金をためてまた復学したと言っていました。

オバマさんも奨学金返済の焦げ付きの問題をかかえています。
これは日本の比ではないようです。
多くの人が中年になるまで返済を続けています。

平均してアメリカの学生は大学卒業時点で200万円の借金を持っていると聞きました。
最近は全部親がかりの人も多くなっているので、この額は多いと思います。
日本の多くの学生と違ってマイナスからの社会人スタートというわけです。
卒業式
おとといハーバードの卒業式に参列してきました。

大学の卒業式はCommencement Ceremonyといって終了ではなく始まり(commencement)の意味を持ちます。

それぞれの学生の希望に満ちた今後の成功を祈って拍手を送りました。





思い出のドールハウス2013年06月07日 07:10

このクマちゃん、小さい時から一緒にいて、お嫁に行く時も連れていき、昨年ボストンに来た時も荷物に入れてきました。
だいじなクマちゃん

昔むかし、父が単身留学から帰国する時にニューヨークでおみやげに買って来てくれたものです。
身長が60cmくらいあるちょっと大きなクマちゃんで、アルバムには私がおんぶしている写真があります。

家の子はあまりこのクマちゃんが好きではなく、ちょっとさみしく思っていましたが、こちらに連れてきてからは小さなお客様にはよくかわいがってもらっていて、嬉しいかぎりです。

実は父のおみやげはこれだけではなく、1mくらいのドールハウスと銀食器のおままごともありました。
これらは今は手元にありません。
処分好きの母によってどこかに行ってしまいました。

それが先日お友だちに連れていってもらったアンティークショップで懐かしのドールハウスに遭遇!
私が記憶していたままの姿、イメージ通りの状態でした。
ドールハウス

引き出しや机、椅子、ランプ、鏡台、猫足のバスタブ、トイレ、冷蔵庫、ガスコンロ、テーブルなどの小さな家具も別売りでありました。

常々今あのドールハウスがあったらお宝になっていただろうと想像していた割には$60とお安い値札でちょっとがっかりでしたが、各部屋の家具や調度品がそれぞれお値段がついているので、全部買ったらやはり数百ドルになります。

ちょっとほしい気持ちがわきましたが、持って帰るには大きいし、なにより自分の思い出の中のドールハウスにまた出会えただけで充分満足しましたのでこれはまただれかのすてきな思い出の一品となるよう、こっそり写真だけ撮らせてもらって帰ってきました。


ファーマーズマーケット再び2013年06月13日 05:23

6月12日(水)あのファーマーズマーケットのテントが戻ってきました。
最初の出会いから1年経ったんですね。
懐かしいテント

いつもの通り、葉物を中心にお店を展開している陽気なおばちゃまのお店をのぞくと、”久しぶり!”とお声をかけてもらいました。
たぶんほとんどの人にそう言っているのでしょうけれど、嬉しいです。

やはりスーパーよりちょいと高めのお値段ながらパキパキ新鮮なレタスを2種類と小さめのきゅうりを半ポンド(2本)をいただきました。

赤いミズナ?

写真手前の赤いはっぱにRed Mizunaの立て札があります。
赤い水菜ってあったかしら?
でもサラダに入れたらきれいなアクセントになりそう。

タートルクリークという地元のワイナリーのショップを見て、おいしいパン屋さんでペーストリーを買い、この日はショッピング終了。

また来週から帰国まで水曜日の午後が忙しくなりそうです。

ナンタケットバスケットXVI2013年06月13日 22:35

今日はピカピカのバスケットニス塗り日和。

バスケット仲間4人がこの1年間に作ったバスケットが勢ぞろい。
バスケット勢ぞろい

これらぜ~んぶきれいに仕上げのお化粧です。

せっせ、せっせと塗ること2時間、今度はお庭で天日干し。
バスケットのこうらぼし

みんな並ぶと絵になりますねー。
これだけ作るのにいくらかかったんでしょう?は今考えないことにして...。
お店みたい!すてき!と自画自賛。

最後に優雅にお茶をいただき、バスケット三昧の一日終了。

ナンタケット島へ2013年06月17日 10:50

ついに念願だったナンタケット島へ行くことができました。

帰国も来月に迫ってきてきましたので、もう無理かなと思っていたところ、嬉しいお誘いがあり、便乗させていただくことになりました。

朝6時過ぎにボストンを出て南下すること1時間半、ハイアニスという港町に着きます。
そこからは高速フェリーで1時間ゆられると10時過ぎにはナンタケット島に到着!
のんびりとした港町
グレイレディのニックネームがついているこの島の家の色はすべてグレイに統一されています。
ひなびた感じの街並みに道路は石畳み。
ほんとうに雰囲気のあるたたずまいです。
天井にもバスケットが
おみやげ屋さんにはたくさんのバスケット。
でもお値段はせいぜい$200の中国産のなんちゃってバスケットでした。
それでもおみやげとしては高いので誰も買っている様子はありませんでした。
町行く人たちは2種類。
地元に別荘などお持ちのリッチな方々と私たちのような観光客です。

偽物ばかり見ていてもということでいよいよナンタケットバスケットミュージアムへ。
ナンタケットバスケットミュージアム

外観は普通のお家のような建物ですが、中に一歩踏み入れると、そこにはさまざまなバスケットが。(残念ながら内部の撮影は禁止)

歴史を感じる飴色のバスケット、大小さまざまなサイズ、形のバスケットが並びます。
他に入場者がいなかったこともあり、館の係員の方が丁寧に説明してくださいました。
誕生の歴史から現在にいたる足跡なども知ることができ、ますますバスケットに対する気持ちが深まりました。

ご多分にもれず、その後はおみやげを見て歩き、有名なチョコレート屋さんでは試食もさせていただき、楽しんでショッピングをしました。

お名残り惜しくはありましたが、夕食を済ませて、7時20分のフェリーで帰路へ。

フェリーのデッキから見た美しい夕日はたぶん一生忘れないと思います。






ニューポート探索2013年06月21日 20:25

行かなきゃ行かなきゃと思いつつ今日になってしまいました。

日本にいる時に親しくさせてもらっていたアメリカ人ご夫妻がボストンから南下すること2時間弱のロングアイランドのニューポートと言う所に住んでいます。

どんな所かよく知らなかったのですが、ニューポートは19世紀あたりから富豪の方たちの夏の別荘が建てられた所だそうです。
ニューポートマンションズといってここの観光スポットになっています。

マンションと言っても日本の集合住宅のようなものではありません。
豪華な門からお玄関まで数十m、お城と見がまうようなたたずまい、広大な裏庭からは海が見え、プライベートビーチに降りられるといったものです。

友人とはランチを約束していて、その前に早速1軒見学しました。
鉄道業を生業としていたヴァンダービルド夫妻が建てたThe Breakers。
マンションズの中で一番大きなお屋敷です。
玄関を入ってすぐの豪華絢爛なダンスができそうなホールではなんとおこちゃまたちが三輪車で遊んでいたそうです。
(館内は撮影禁止)
華麗なる一族。

友人とは岬の瀟洒なホテルのレストランでランチの約束。
奥様へのおみやげは小さな2インチのラウンドバスケット。
とても喜んでいただけました。

シーフードを楽しみながら眼下には青い海とヨット。
岬のホテル

こんな優雅なランチはもうできないでしょうね。

ランチ後、もう1軒、今度は総大理石の館。
マーブルハウスです。
こちらも豪華すぎてまるで美術館です。
総大理石の館

マンションズは何十人もの召使を使っていたという初代から代が代わるごとに維持がむずかしくなり、それぞれ手離して今は一般に公開されているという経緯があります。 

おみやげを買う列に並んでいた時、前のご婦人が”1代目が作って、2代目はなんとか保ったけど、3代目がつぶすのよね”と言っていた言葉は万国共通なんだなーという印象を受けました。


イタリアン2013年06月22日 00:10

こちらに来てお店ではおいしいパスタの出会いはなかなかありません。
数少ないアルデンテのパスタを食べさせてくれるリストランテがこちらのGran Gustoです。
繁華街のNorth Station駅近くにはイタリアン街があり、おいしいらしいですがわざわざ出かけて行かないとだめなので今だに行ったことがありません。

ここは家から車で15分程度。
昨年から何回か通っています。

住宅街の中にぽつんとあって店内もなかなか風情があります。
店内もこの通り。 実際の窓と反対側に描かれた窓辺。
壁にかかれたおしゃれな窓。

ピザも石窯なのか、ぱりぱりの薄めのものです。
つい、いつも頼んでしまうのが、トマトとモッツァレーラのマルガリータ。
2人で行って違うものをシェアして2倍楽しみます。
焼き立てピザ。

先日これが最後かなと言いつつ舌鼓をうちました。

ごちそうさま。ありがとう。


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